Summary
自動車のシャーシ溶接には、完全な安全性と最小限の人的介入で、複数ロボットの操作が必要です。 組立の位置がずれていると、ワークやロボットが損傷する可能性があります。位置検出近接センサは、溶接スパッタの付着に悩まされ急激な劣化を引き起こします。 コントリネックス社の高性能セラミックコーティングを施した耐溶接近接センサは、溶接スパッタに対して優れた耐性があり、クラス最高の耐用年数を備えた堅牢でメンテナンスの少ないセンシングソリューションを提供します。


ユーザー利点
- 堅牢な近接センサにより、組立部品の正確な位置決めが保証され、溶接不良や装置の損傷が排除されます。
- 高性能ACTIVSTONE®セラミックコーティングは、スパッタの付着を防ぎ、センサ性能の低下を抑制します。
- ACTIVSTONE®は頻繁に行われる洗浄に耐えるため、非常に長寿命です。
- 耐溶接近接センサは、溶接における電磁干渉に対する耐性を実現します。
- 業界標準のIO-Link接続が、制御システムへのインタフェースを提供します。
- IO-Linkの設定バックアップ機能により、再キャリブレーションを必要とせずにセンサをプラグアンドプレイで交換できます。
- 実績のあるテクノロジーが、長い耐用年数、最小限ダウンタイムなど、信頼性の高い操作を保証します。
製品特徴
検出面も含めたステンレスV2A(AISI 303)一体構造とACTIVSTONE®セラミックコーティングを備えた堅牢な近接センサ。
固定ナットや取付けブラケットを含むすべての外部アクセサリ表面は、スパッタの付着から保護されています。
オプションのスパッタ保護チューブがケーブルの損傷を防ぎます。
耐溶接近接センサは、溶接における耐電磁干渉で最適な検出感度を実現します。
すべてのコントリネックス社センサ製品ファミリで、追加費用なしで業界標準のIO-Link接続が利用可能。
多様なポートフォリオは、最大16mmの検出距離を提供します。
耐振動性および耐衝撃性により高信頼性。
動作範囲−25°C〜+70°C
Customer Application
自動車のシャーシ溶接ラインは高速で稼働します。搬送ロボットが大きくて複雑なワークを組立ステーションから次の組立ステーションに移動し、複数の溶接ロボットは、所定の位置に正確に急降下してそれらのワークを溶接をします。
自動溶接装置は、ワークを高速で確実に検出するセンサと安全装置で、人の介入を必要とせずに安全で正確に行われています。 特に溶接を開始する前は、ワークが正しく配置されていることを確認する必要があり、正確にワークの位置合わせをしないと、高価なスクラップを発生することになり、最悪の場合はロボットの溶接ヘッドも損傷させます。
過酷な環境で信頼性の高いパフォーマンスを発揮し、長期間の運用で最小限の保守で済むセンサが望まれます。 溶接スパッタの付着凝固は一般的な問題であり、センサの急速な劣化と早期の故障を引き起こします。 極端な場合は予防措置として、センサを毎日交換するなど、費用と時間がかかる望ましくない状況になります。
Customer Solution
近接センサが溶接スパッタや強い電磁界に直接さらされる状況では、コントリネックス社の700シリーズ耐溶接近接センサが最適です。 検出面も含めたステンレスV2A(AISI 303)一体構造のため堅牢で、スパッタに耐性のある高性能セラミックコーティングを施したACTIVSTONE®がお勧めです。 固定ナットと取付けブラケットを含むすべてが、スパッタの付着を防ぎ、オプションの保護チューブがケーブルの損傷を防ぎます。
コントリネックス社のすべての耐溶接近接センサは、溶接フィールド(最大15 kAの電流)からの電磁干渉に対する耐性を備えています。 堅牢な金属ボディの構造により、自動車組立工場の過酷な環境に存在する機械的衝撃や振動に対する優れた耐性も保証されます。 さらに、セラミックコーティングのACTIVSTONE®は頻繁の洗浄、クリーニングに耐え長寿命をお約束します。
IO-Link出力タイプのセンサも選択可能で、システムへ業界標準インターフェースを提供します。 初期キャリブレーション中に、各センサの設定はローカルIO-Linkマスタに自動的に保存されます。 これにより、再キャリブレーションを行うことなく、必要に応じてセンサをプラグアンドプレイで交換できます。
最大16mmの検出距離とさまざまなハウジングサイズを備えた耐溶接近接センサファミリは、困難な溶接環境下での検出にソリューションを提供します。 これらの信頼性の高いセンサは、溶接する部品のすぐ隣に取り付けられ、非常に過酷な条件でもクラス最高の耐用年数と堅牢でメンテナンスの少ないソリューションを提供します。